ナイトアイボーテ2

一重まぶたは嫌なのか?

「ぱっちり二重」への憧れは、時代を超えて日本人の若い女性共通のものなのかもしれません。欧米人のようなほりの深い顔にはくっきりした二重まぶたがつきもの。なのに私たち日本人の凹凸の少ない顔にはぽってりした一重まぶたの人が多く、コンプレックスと感じている女性も多いようです。プチ整形やアイプチなど、二重にするための商品・サービスの人気も、筆者が中学生だった30年前と比べても一向に衰える様子がありません。もちろん様々な技術が開発され、昔よりずっと効果的に二重まぶたに変えられるようになってきてはいるのでしょう。

 

かく言う筆者も子供のころからずっと一重まぶた。思春期の頃には「このまぶたさえ二重なら!」と苦々しく思い、そろいもそろって一重まぶたを持つ両親を恨んだりもしたものです。でも不思議なことに、大人になったらまったく一重まぶたが気にならなくなりました。むしろ、自分のこの顔には一重まぶたしか似合わない、とすら思うようになったのです。

 

その背景には、ひとつにはアイメイクをするようになったということがあります。二重状に皮膚がくぼんでいなくても、アイラインやアイシャドウで目元を魅力的に見せることができるので、一重まぶたもそう大きな問題にはならなくなります。また、学校を卒業して仕事をするようになって、努力や自己実現の方向性が変わったということもあるかもしれません。姿かたちを美しく変えることより、仕事の成果を出すことの方がより大きな充実感を得られることに気づいたのです。そしてそういう充実感が自信へとつながり、外見上も自分を輝かせてくれるということにも。

 

現在一重まぶたや奥二重まぶたに悩んでいる若い女性の方も、いつかきっとそれがコンプレックスではなくなる日がくると思います。コンプレックスを消してくれるのは、私のように仕事かもしれないし、恋愛や子育てかもしれません。でもその日はきっと来ます。なぜそう言い切れるかって?それは40代の女性の間で「まぶた問題」はもはや話題に上ることがないからです。世の中にはもっと悩むに値することがたくさんありますよ。